
陶芸の教本と言われるようなものはいくつか持っているだけれど、その中でも『陶磁[発想と手法]』という本が、とても好きです。
私が陶芸の勉強を始めたのは、岐阜県多治見市にある多治見市陶磁器意匠研究所(通称 意匠研)で、大学で陶芸を学んで、卒業した子たちが同級生にたくさんいました。
『陶磁』は、同級生のひとりが持っていた本だったと記憶しています。
本屋さんで見かけるような、ろくろ裏技テクニック、とか、これならできる週末陶芸、みたいな、よくある陶芸の教本とは全然違う雰囲気を纏っています。
小松誠さんの監修となっているからでしょうか。道具がただ並べてあるだけの写真も美しいですし、本の中身の構成、文章の配置、写真の位置も、気持ちの良い配置がされているなあと感じます。
本の中に登場する解説者は、現在ご活躍されている陶芸家の方々なので、読み応えもあります。いまでもふと読み返すこともある本です。武蔵野美術大学出版局の他の出版物も気になるのでどこかで手に取ってみたいと思っています。
