仕事中に何を聴く?

友達の影響で今っぽい曲以外の音楽を聞き始めたのは高校生の頃。
Simon & Garfunkel から始まり、David Bowie、Squarepusher、Herbie Hancock、
Björk、Sigur Rós、古いもの、テクノ、エレクトロニカ、アンビエント、ジャズ、クラシック。
(今となってはジャンルやカテゴリー分けなどはないかもしれませんが)とにかくいろんな音楽を聴いていました。今でも音楽は大好きです。

仕事中に音楽をかけていると、どうも音楽の方に引っ張られるんじゃないかと気がついたのは数年前。
ちょっと気を取られてしまうというか、聴きながら、今これじゃないねんなーと選曲し直したり、また再生したい衝動に駆られることが目立ちました。
そんな感じだから、1日中同じ曲ということも良くあるし、最低限、同じ作業中は、同じ曲を聞き続けないと落ち着かなくなったり。

なので、私の場合は、音楽を聴くのは好きではあるけれど、目の前の手仕事が、音楽に引っ張られてしまって、集中できなくなったり、作業と音楽が合わなくて気を取られてしまうことがあるように思うのです。

なので、仕事中の8割くらいはラジオを聴いていました。
能登に越してくるときに、radikoプレミアムに登録して、大好きなTBSラジオ聴いています。
年度末に、お昼の帯番組「たまむすび」が終了しましたね。
最終回の、泣ける赤江さんのあつい手紙。素晴らしかった・・・・。

ラジオを付けっ放しにしていると、時報のように時間が分かって、助かることも多いのですが、毎日聴いていると、ちょっと流石に飽きてきたりして。そんなときに、PodcastVoicyに出会いました。

今回は、個人的におすすめなPodcastを紹介したいと思います。

目次

歴史を面白く学ぶコテンラジオ

これは超有名なpodcast。
歴史好きの深井さん、ヤンヤンさん、そして学校で学んだ歴史には興味が薄い樋口さんの三人による、学校の授業ではなかなか学べない歴史を紹介する番組です。

深井さんは株式会社COTEN(コテン)という会社を経営している方で
歴史のデータベースを作るという大きなプロジェクトを進行されています。
ヤンヤンさんは、中国の出身の方でコテンラジオの外部社員さんでもあるそうです。
柔らかな喋り方から優しさが見え、たまにめっちゃ毒づいたりして、とても素敵なキャラ。
樋口さんは、元吉本に所属してたり、音楽制作をしていたり、今は福岡を拠点に廃を利用した活動などいろんなことをしている方です。すごく頭の回転が速いなあ、と聴いてて思います。

私、歴史に興味が全くなかったんです。
今も歴史好きか、と聞かれたら、そうでもないように思うのですが、
コテンラジオを聴くようになって、歴史ってそのときにあった事件を知ったり、時代の流れを覚えることではなくて
ひとつの歴史的な出来事を見ても、国の背景や人々の暮らし、他国の情勢、その前にあった事件など、小さなことから大きなことまで、絡まり合った上で、はじめて発生する事象なんだということを知りました。
そして、毎回ひとつのテーマが終わる度に、自分が当たり前だと思っていたことが当たり前ではないこと。
社会に決められていると思っていたことは、国が違えば、時代が違えばまるっきり変わること。
自分がどう理解しているか理解する(=メタ認知というらしい)や新しい気づきを得られる学びの深いラジオです。

こういった気づきを、ラジオからだけでなく、歴史から学ぶために、
歴史のデータベースを作り、誰もがいつでも歴史の構造にアクセスできるようにすることを目標にされています。
会社も面白いので、ぜひ。

やさしい民俗学

口数少なめの珍しく夫が暦(こよみ)の話をしてきた日がありました。

「旧暦は太陰暦じゃない?あれは月の満ち欠けを基準にした暦らしくってだいたい20日くらいで1ヶ月やねんて。
そしたら1年は13ヶ月あることになるんやけど、ずれるから、
何年かに1回、閏月というのがあって……」

って、待って、え、難しい。
けど、興味が湧いてきて、こっちもたくさん質問したりしてしばらく話す。
理解ができたんだか、できてないんだか分からないけれど、興味深い。
カレンダーを見ると、ほう。確かに、閏月と書いたある。

また別の日も。カタツムリの話から遠野物語の話になりヤナギダクニオさんの話になりました。
知識の全然ない私は「やないだくにお?作家だっけ?」と、答えましたが、作家の柳田邦男さんと同じ読みで民俗学者の柳田國男さんの話だったのです。
(柳田國男さんは民俗学者、柳田邦夫さんはジャーナリスト、柳田邦男さんは作家だそうで・・・)

そんな夫がなぜそんな話をしたのか、尋ねてみたところ、やさしい民俗学を聞いたらしいのです。

やさしい民俗学は、女性の民俗学研究者、岸澤美希さんが配信している番組です。
サブタイトルが「暮らしの伝言ゲーム」。(すてきなタイトルですよね)
初回から数回は民俗学について。
現在配信されているものは、ひとつの行事を取り上げ、行事にまつわる話を掘り下げていくお話をされています。

みんぞくがく と聞くと大阪生まれの私は、万博公園近くのみんぱくを想像していまい、民族の漢字の方を思い浮かべますが、こちらの番組は民俗学。
あまり身近では無い民俗学ですが、身近なものを例に、わかりやすく説明してくれます。
声も素敵で聴いていて気持ち良いです。

岸澤美希さんのTwitterより
民俗学は“私たちはどう暮らしてきたか?”を知る学問です。 学校では習わない歴史学です。
過去を知ると、今の日常がまた違って見えてきます。
そして、過去を知ることは、これからの未来を考える大切な一歩。

暮らしの伝承、土地にある習慣などを紐解き、私たちはどこからきたのか、を考え
この先どうなっていくのかを考える手がかりにしていく学問、という感じでしょうか。

夫に、どこに興味を持って聞いているのか尋ねたところ、
「土地によってお雑煮が違うのを聞いているようで面白い」とのこと。
たしかに!それも、面白い聴き方だな、と、思いました。

OVER THE SUN

TBSラジオ『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』は、超人気番組なので、ご存知の方も多いと思います。

TBSラジオ「生活は踊る」の金曜日のコンビだったお二人。
番組再編成で金曜日に生活が踊るの放送がなくなって、podcastが新しく配信されるようになりました。
ラジオ時代からこのお二人の掛け合いが好きです。

前に紹介した2つのpodcastのように、大きなテーマがある番組では無いのですが、
リスナーの方からの、悩み相談、しんどかったこと、身に降りかかった出来事などのメッセージに
優しく丁寧に、時にちょっと強めな言葉で答えるスーさんと美香さん。
こうしなければならない!とか、白黒つけるとかではなくって、
優しく伴走してくれるような回答や包容力がある言葉をかけてくれるところがとても好きです。

リスナーのことは “互助会員”、メールを送る人のペンネームは “おばさんネーム” と呼ぶなど、
おばさんを楽しく過ごしているお二人ならでは。

正反対のようなお二人の軽快なトークは、心の許せた友達二人の会話のようで
友達のいない私にとって、憧れるやりとりがいくつもありました。大人の友人関係って素敵だよなあ。こんな風に、言い合える仲の友人、とっても羨ましいです。

公式互助会本も出版されてます。

あと、ジェーン・スーさんと桜林直子さんによるとなりの雑談というpodcastもおすすめです。

その他

あとは、ゲイと女の5点ラジオシノブとナルミの毒舌アメリカンライフゆる言語学ラジオなんかIWAKANなど、色々聞いています。

次回以降の別の記事で、オススメのVoicyも紹介したいと思います。

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